2015.01.10

お気に入りの映画「ELIZABETHTOWN(エリザベスタウン)」

2年前、いつも頭の中がすっきり整理されている状態にしたいと思い、あんまりモノをもたないで、シンプルな生活空間にしようと決めました。そのひとつとして、無駄に多い映画DVD、音楽CD、書籍を95%処分しました。今もそれは継続中ですが、一枚だけ手元に残ったお気に入りの映画DVDがあります。

ELIZABETHTOWN(エリザベスタウン)

なぜだか毎年1回は見てしまう作品。オーランド・ブルームキルスティン・ダンスト出演の「ELIZABETHTOWN(エリザベスタウン)」。リアルタイムでは見たことがなく、たまたまケーブルテレビで放映されているのを見て、気になってDVDを購入しました。さらに音楽も素敵で、サントラも購入しました。収録曲はどれも好きです。



ELIZABETHTOWN SOUNDTRACK(Full Album - Vol. 1 & 2)

パッケージには、ロックとロマンチック・コメディを見事に調和させたキャメロン・クロウ監督とあります。主人公ドリュー・ベイラー(オーランド・ブルーム)は有能はシューズデザイナー。ある日、巨額の資金を投じた一大プロジェクトに失敗して、会社を解雇されます。そんなドリューに追い討ちをかけたの父親の死。葬儀のために故郷エリザベスタウンへ向かうドリューは、旅の途中でクレア(キルスティン・ダンスト)と出会います。彼女は底抜けにポジティブな性格の持ち主で、失意の中にあったドリューは、クレアに導かれるままに、生きることの意味と、愛とは何かということを学んでいきます。

冒頭は、会社を解雇され、自殺を図る展開から始まりますが、コメディの要素があるので、会社を解雇されるプロセスやその会社の社長の無責任な発言などリアリティがないので、そんなわけないだろうと思ってしまいますが、コメディと思ってみれば、気にならない展開。最初はそんな感じで見ていたのですが、主人公ドリュー・ベイラー(オーランド・ブルーム)が故郷のエリザベスタウンに向かい、飛行機に搭乗するシーンからすっと物語にはいっていけました。

何がいいかというと何がいいのか具体的に答えられません。すごく私的な感想ですが、主人公がエリザベスタウンに向かうシーンから、ただただ、この映画の映像と流れてくる音楽と、物語に引き込まれて、心から落ち着いた気分になっていきます。

国も風習もストーリー展開もなにもかも今の自分とはかけ離れているけれど、すごく懐かしさ的な何かを感じます。ひさしぶりで懐かしいな−って感じの懐かしさじゃなく、言葉で表現しにくいです。このブログにコメントを書いていただいているデリコさんのお言葉を借りるならタイムスリップしたような感覚です。

この映画をみている時は、今じゃなく過去のどこかの時間軸にいるような感じになります。その感じを味わいたくなる時があり、そん日はエリザベスタウンを見ます。映画を見るぞというモードでなく、映像と音楽と物語をただただ流し見している感じです。メッセージを受け止めるでもなく見るでもなく、どこかの時間軸に身をおいている意味不明の数時間を楽しみます。

この映画の中で、クレアが主人公に自分でセレクトした音楽CDを手渡すのですが、そういえば、自分が好きな曲や手渡す相手をイメージしてセレクトした音楽を小学生の時はカセットテープ、高校生の時はMD、それ以降はCDに録音して、ジェケットを手作りして人にプレゼントしてたなーという懐かしい記憶発見もありました。

すごく私的な楽しみ方をしているので、何がいいのやらと共感してもらえないのですが、
心がおちつき、少し元気になれる大切な映画です。いつまでも持っておきたい作品です。

camera:GR DIGITAL2 & テレコンバージョンレンズ GT-1

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2014.12.20

お気に入りの写真集「Peter Bialobrzeski : Heimat」

数年前に思いたって購入した写真集があります。
Peter Bialobrzeski (ピーター・ビアロブルゼスキ)という写真家の写真集「Heimat(ハイマート)」。
今でもお気にいりで何度も見返しています。お気に入りといっても我が家に写真集なんておしゃれな本は三冊くらいしかありませんが、その三冊の中で突出して気に入っています。

Peter Bialobrzeski : Heimat

「Heimat(ハイマート)」とは、ドイツ語で「生まれ故郷・ふるさと」という意味です。
Peter Bialobrzeski (ピーター・ビアロブルゼスキ)さんはドイツの写真家で、エッセン大学とロンドン芸術大学で写真を勉強されたそうです。その前は政治学や社会学などを勉強されていたとのこと。
「Heimat(ハイマート)」は2006年に出版された作品です。

普段はビジネス書・自己啓発系や小説、少し前まではデザインについての書籍も読んでいたのですが、芸術関係の書籍の中でもアートや写真集はほぼ見たことがありませんでした。感性の敷居が高くてついていけないと思っていたからです。それでもなぜかその時ふと思ったのです。一生の中で一度、一冊くらい写真集を購入して見ておくことも必要なんじゃないかと。

そして、アート・写真集のコーナーへ向かっていろいろ見たのですが、やっぱり感性がいります。何が良いのかさっぱりわからない迷宮コーナー。自分が「好き」と思える座標軸で決めるしかないと思い、けっこうな時間、写真集の棚の前でウロウロしていました。そんな長時間の中で出会ったのが「Peter Bialobrzeski : Heimat(ピーター・ビアロブルゼスキ:ハイマート)」。
あっ、っていう感じでした。すごく「いい」と感じました。透明のシートでパッケージされているので、中身は見れませんが、直感を信じて内容も確認せずに購入したことを覚えています。

高い買い物だったので、ゆっくり味わって見ようと1枚1枚丁寧にめくっていきました。
そこには、もうこれ以上にないくらい「いい!」って思える好きな世界観が展開されていました。
どうやって撮影しているのか、カメラの知識はほとんどないので、機材や撮影方法はわかりませんが、すごく引きで、大きな風景写真の中に人も小さくいっしょに撮影されています。
大自然の中に溶け込む人の様子が絵巻物の物語をみているようですごくかわいいし楽しい。全員エキストラでベストな場所に配置したんじゃないかと思うくらい絵になっています。その場の一瞬を撮影した写真って感じでなく、舞台上で決められた場所に役者が配置されているように見える不思議な写真集でした。

Peter Bialobrzeski : Heimat

Peter Bialobrzeski : Heimat

Peter Bialobrzeski : Heimat

Peter Bialobrzeski : Heimat

今みてもすごく素敵です。購入してよかったなと思いました。見る度に、楽しいし気持ちがいいと思える写真集です。ずっと手元において、その時の感動も含めて大切にしたい一冊です。

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2014.12.06

クリスマスのお気に入りの絵本「SILENT NIGHT(サイレントナイト)」

クリスマスの時期になると読み返したくなる絵本があります。
「SILENT NIGHT(サイレントナイト)」というタイトルの絵本です。
涙がでてくるような感動作品ではなく、ほっこりさせてくれる物語です。

SILENT NIGHT(サイレントナイト)

作者はサンディ・ターナーという方です。この作品で、2002年ボローニャ・ラガッツィ賞受賞されています。その後の作品を追ってみましたが、見つけることができませんでした。そういえば、毎年イタリア・ボローニャ国際絵本原画展を鑑賞しにいってましたが、ここ5年ほどいっていないなとふと思い出しました。
そのイタリア・ボローニャ国際絵本原画展で購入した絵本です。
話はもどりまして、この絵本が大好きな理由ですが、“絵本”っていいなぁと初めて思えた作品です。物語だけでなく、表現手段や仕掛けが本当に楽しい。子どもから大人まで楽しめる絵本ってこういうことなんじゃないかと思えました。

特徴的だったのは物語を語る文章がまったくありません。登場してくるキャラクターの仕草や表情だけで、物語を理解することができます。サイレント映画をみているように、物語を見て感じて楽しめます。表現手段はシンプルで、王道の絵本のように見開きに一枚の挿絵と文章が描かれているわけではなく、コミック形式のレイアウトで、コマ割りされています。文章を使わないで物語を理解してもらうのに一番よい方法なのだと思います。そして、最後に物語のキャラクターと、絵本を読む読者が触れ合える仕掛けが施されています。
絵本の世界と現実の世界を繋げてくれるアイデアに感激しました。
絵本ていいなぁとつくづく思えました。

SILENT NIGHT(サイレントナイト)

SILENT NIGHT(サイレントナイト)

「SILENT NIGHT(サイレントナイト)」は、英語版と日本語版と出版されています。二冊とも持っていますが、英語版がオススメです。自分自身が英語が話せないし、スラっと理解できるわけでもない事もありますが、絵本を楽しむのに言葉なんていらない。世界中の誰もが楽しめることができるんだとすごく実感できたからです。とはいえ、英語っていっても登場するキャラクターのワンちゃんがひたすら吠えているであろう擬音語の英語?しか文字はないですが。

ストーリーもシンプルです。クリスマスを迎える4人家族とワンちゃん一匹の家に、サンタさんが幼い兄妹にプレゼントを届けに来きて帰っていくほんの数時間のお話なのです。とにかく1ページ1ページめくるごとに楽しませてもらえます。

SILENT NIGHT(サイレントナイト)

ここからは、ストーリーが分かってしまいます。知りたくないかたは注意してください。

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主役はワンちゃん。おちつきがなく、そわそわしていて、
家族にかまってもらいたいのですが、相手にされず黙ってなさいとお父さんに叱られます。

場面は変わり、月がでている深夜。制服をきたトナカイさんが運転手で、
後部座席にサンタさんが乗っている未来的な空飛ぶ乗り物が登場。
ワンちゃんのいる家の屋根に到着して、サンタは煙突からワンちゃんの家族のいる家の中へお邪魔します。

暖炉から出てきたサンタさんとワンちゃんがご対面。
突然の侵入者にワンちゃんは、ここぞとばかり吠えまくります。
そんなワンちゃんをおいて、兄妹の部屋に向かおうとするサンタさんですが、
ワンちゃんがちょっと待てよと勝手にひとんちに入るなよと、
ブーツや大きなプレゼントの入った袋を噛んだりして止めようとします。

サンタさんは、邪魔しないでよという感じで部屋を移動します。
それでも吠えたてるワンちゃんに困り顔のサンタさんは、
立派な白ひげの口元に人指しゆびをもっていって「シ−っ」と静かにしてよほんとにって感じで
ワンちゃんをなだめます。

このままじゃダメだと思ったワンちゃんはお父さんを呼びに部屋に向かって
お父さんを起こします。起こされたお父さんは、なんでそんなに吠えてんだと。
ワンちゃんはこっちこっちと怪しい侵入者の元へお父さんを案内しますが、
なんと、お父さんにはサンタは見えません。ここだよと吠えまくりますが、ワンちゃんにしか
サンタの姿は見えません。

ついにお母さんまで起きてきましたが、お母さんにもサンタは見えません。
仕事の邪魔だよとサンタさんは困り顔ですが、大きな2つの靴下にプレゼントを入れいきます。
ずっと鳴きやまないワンちゃんにやれやれといった具合にお父さんは、
ワンちゃんを捕まえよとしますが、ぴょんとサンタさんに飛びついておしりをカプリ。
それでもサンタさんは仕事を終えたので、お構いなしに煙突から帰っていきました。

お父さんに捕まったワンちゃんは家の外に連れて行かれます。
それでもワンちゃん吠えまくります。
外に出されたワンちゃんは、空を見上げて吠え続けています。
空を見上げながらサンタさんを追いかけます。
近所のネコちゃんにも、あれ見て、空みてよと吠え立てますが、
あんまりにもうるさいのでネコちゃんに怒られて、すごすごと家に帰っていきます。

翌朝、靴下に入ったプレゼントを発見して喜んでいる兄妹。
するとお兄ちゃんが、暖炉のそばで赤い布切れを見つけます。
そう、昨日の夜ワンちゃんがサンタのおしりをカプリとした時に噛み切った
サンタさんの赤いズボンの切れ端です。
お父さんにこれ何?って手渡しますが、知らないって感じでポイと捨てます。
切れ端はヒラヒラと暖炉を通って煙突の穴から空へヒラヒラ。
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物語は、ここで終了するのですが、絵本の最後のページをめくると・・・
ヒラヒラおちてきた赤い布切れが張り付いています。
ワンちゃんが噛み切ったサンタさんのあの赤いズボンの切れ端です。
手で触ってサンタさんのズボンの布の質感を味わえます。

絵本の世界からの素敵なクリスマスプレゼントだなぁと感動してしまいました。
おすすめです。

SILENT NIGHT(サイレントナイト)

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