2014.12.06

クリスマスのお気に入りの絵本「SILENT NIGHT(サイレントナイト)」

クリスマスの時期になると読み返したくなる絵本があります。
「SILENT NIGHT(サイレントナイト)」というタイトルの絵本です。
涙がでてくるような感動作品ではなく、ほっこりさせてくれる物語です。

SILENT NIGHT(サイレントナイト)

作者はサンディ・ターナーという方です。この作品で、2002年ボローニャ・ラガッツィ賞受賞されています。その後の作品を追ってみましたが、見つけることができませんでした。そういえば、毎年イタリア・ボローニャ国際絵本原画展を鑑賞しにいってましたが、ここ5年ほどいっていないなとふと思い出しました。
そのイタリア・ボローニャ国際絵本原画展で購入した絵本です。
話はもどりまして、この絵本が大好きな理由ですが、“絵本”っていいなぁと初めて思えた作品です。物語だけでなく、表現手段や仕掛けが本当に楽しい。子どもから大人まで楽しめる絵本ってこういうことなんじゃないかと思えました。

特徴的だったのは物語を語る文章がまったくありません。登場してくるキャラクターの仕草や表情だけで、物語を理解することができます。サイレント映画をみているように、物語を見て感じて楽しめます。表現手段はシンプルで、王道の絵本のように見開きに一枚の挿絵と文章が描かれているわけではなく、コミック形式のレイアウトで、コマ割りされています。文章を使わないで物語を理解してもらうのに一番よい方法なのだと思います。そして、最後に物語のキャラクターと、絵本を読む読者が触れ合える仕掛けが施されています。
絵本の世界と現実の世界を繋げてくれるアイデアに感激しました。
絵本ていいなぁとつくづく思えました。

SILENT NIGHT(サイレントナイト)

SILENT NIGHT(サイレントナイト)

「SILENT NIGHT(サイレントナイト)」は、英語版と日本語版と出版されています。二冊とも持っていますが、英語版がオススメです。自分自身が英語が話せないし、スラっと理解できるわけでもない事もありますが、絵本を楽しむのに言葉なんていらない。世界中の誰もが楽しめることができるんだとすごく実感できたからです。とはいえ、英語っていっても登場するキャラクターのワンちゃんがひたすら吠えているであろう擬音語の英語?しか文字はないですが。

ストーリーもシンプルです。クリスマスを迎える4人家族とワンちゃん一匹の家に、サンタさんが幼い兄妹にプレゼントを届けに来きて帰っていくほんの数時間のお話なのです。とにかく1ページ1ページめくるごとに楽しませてもらえます。

SILENT NIGHT(サイレントナイト)

ここからは、ストーリーが分かってしまいます。知りたくないかたは注意してください。

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主役はワンちゃん。おちつきがなく、そわそわしていて、
家族にかまってもらいたいのですが、相手にされず黙ってなさいとお父さんに叱られます。

場面は変わり、月がでている深夜。制服をきたトナカイさんが運転手で、
後部座席にサンタさんが乗っている未来的な空飛ぶ乗り物が登場。
ワンちゃんのいる家の屋根に到着して、サンタは煙突からワンちゃんの家族のいる家の中へお邪魔します。

暖炉から出てきたサンタさんとワンちゃんがご対面。
突然の侵入者にワンちゃんは、ここぞとばかり吠えまくります。
そんなワンちゃんをおいて、兄妹の部屋に向かおうとするサンタさんですが、
ワンちゃんがちょっと待てよと勝手にひとんちに入るなよと、
ブーツや大きなプレゼントの入った袋を噛んだりして止めようとします。

サンタさんは、邪魔しないでよという感じで部屋を移動します。
それでも吠えたてるワンちゃんに困り顔のサンタさんは、
立派な白ひげの口元に人指しゆびをもっていって「シ−っ」と静かにしてよほんとにって感じで
ワンちゃんをなだめます。

このままじゃダメだと思ったワンちゃんはお父さんを呼びに部屋に向かって
お父さんを起こします。起こされたお父さんは、なんでそんなに吠えてんだと。
ワンちゃんはこっちこっちと怪しい侵入者の元へお父さんを案内しますが、
なんと、お父さんにはサンタは見えません。ここだよと吠えまくりますが、ワンちゃんにしか
サンタの姿は見えません。

ついにお母さんまで起きてきましたが、お母さんにもサンタは見えません。
仕事の邪魔だよとサンタさんは困り顔ですが、大きな2つの靴下にプレゼントを入れいきます。
ずっと鳴きやまないワンちゃんにやれやれといった具合にお父さんは、
ワンちゃんを捕まえよとしますが、ぴょんとサンタさんに飛びついておしりをカプリ。
それでもサンタさんは仕事を終えたので、お構いなしに煙突から帰っていきました。

お父さんに捕まったワンちゃんは家の外に連れて行かれます。
それでもワンちゃん吠えまくります。
外に出されたワンちゃんは、空を見上げて吠え続けています。
空を見上げながらサンタさんを追いかけます。
近所のネコちゃんにも、あれ見て、空みてよと吠え立てますが、
あんまりにもうるさいのでネコちゃんに怒られて、すごすごと家に帰っていきます。

翌朝、靴下に入ったプレゼントを発見して喜んでいる兄妹。
するとお兄ちゃんが、暖炉のそばで赤い布切れを見つけます。
そう、昨日の夜ワンちゃんがサンタのおしりをカプリとした時に噛み切った
サンタさんの赤いズボンの切れ端です。
お父さんにこれ何?って手渡しますが、知らないって感じでポイと捨てます。
切れ端はヒラヒラと暖炉を通って煙突の穴から空へヒラヒラ。
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物語は、ここで終了するのですが、絵本の最後のページをめくると・・・
ヒラヒラおちてきた赤い布切れが張り付いています。
ワンちゃんが噛み切ったサンタさんのあの赤いズボンの切れ端です。
手で触ってサンタさんのズボンの布の質感を味わえます。

絵本の世界からの素敵なクリスマスプレゼントだなぁと感動してしまいました。
おすすめです。

SILENT NIGHT(サイレントナイト)

camera:GR DIGITAL2 & テレコンバージョンレンズ GT-1

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posted by pen at 13:12 | Comment(0) | Recommend | 更新情報をチェックする
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