2015.12.20

大阪 狭山池ダムまでサイクリング

大阪府狭山市にある狭山池ダムまでサイクリングしてきました。片道1時間程ですが、ひさしぶりのサイクリングで爽快な気分でした。狭山池は来年で築造1400年という歴史のあるダムです。ダムといえば山間部にあるイメージだったのですが、大きな「ため池」にもダムは造れるんですね。治水や既得取水の為につくられるものと思えば、なるほどと思いました。

狭山池ダムは、均一に台形場に盛り土を行って堤体をつくる「均一型アースフィルダム」という工法で、ため池はこの型式で建設されるそうです。安易な感想ですが、「アースフィルダム」って言われるとカッコイイですね。この日は、ダム周辺をゆっくり走って帰ろうと思って楽しみにしていたのですが、2016年の狭山池築造1400年記念にむけて園内は整備中で入いることができませんでした。残念。



池まわりを楽しむことがでなかったのですが、狭山池ダムの歴史をしっかり知ることができる「大阪府立狭山池博物館」に立ち寄りました。建物は安藤忠雄さんによる設計。安藤さんの建物は好きです。(と言っても安藤さんしか建築家の名前を知らないですが。。)好きな理由は、心にゆとりができます。何か意図して創っておられると思うのですが、こんな広いスペースになんにもないって何?って思うくらい何もない間があります。でも必要なものが凝縮されている便利な空間よりも、なぜだか落ち着きます。入り口もいつもどこ?ここ?って思うようなエントランスですが、嫌いになれません。入ると空気も景色も一変します。













狭山池博物館では、狭山池の1400年の歴史を知ることができる他、土木遺産の保存と公開を目的としている為、土木技術の国内、東アジアの貴重な資料を観ることができます。土木と聞くと大掛かりな「工事現場」を想像してしまうのですが、古代から現代までの歴史を知ると多くの人の英知の積み重ねで、人の命を守ってきたんだなーと、「人」や「土木技術」が見えてきて勉強になりました。









博物館内の展示で一番印象的だったのは、狭山池ダムの堤体の実物の展示です。高さ約15メートル、幅約60メートルの堤体の一部を切り取り、博物館内に移築されたものです。飛鳥時間に築かれた堤が、改修を繰り返されて上に積み重ねられていくのですが、その地層というか断面を実際に目にすることができ、目に見えない歴史の時間軸を視覚で感じることができます。他にも当時の重要文化財がたくさん展示されいて、凄いなと思いつつ、歴史や土木技術に関心がないとついていけないので、音声ガイダンス必須だと思いました。



帰りは、狭山池の近辺の堺市美原区にある「舟渡池(ふなといけ)」で水辺の景色を楽しみました。帰り道の走行中にいい眺めだなーと思って、たまたま見つけました。池のほとりにある舟渡池公園は、小さいながら家族てゆっくり過ごせる素敵な公園で、大阪みどりの百選のひとつとして親しまれているようです。







野鳥も生息していて、池にはバードウォッチ向けの窓付き観察エリアが設えてありました。野鳥の目を気にするなら、緑に囲われているとかもう少し工夫したらどうだとツッコミをいれたくなる箱ですが、緑があるとそこに野鳥が溜まってしまうかもしれないから、これが正解なのかとも思えました。







寒空の下でしたが、池の周りを自転車を押したなら散歩して、しっかり息抜きできたサイクリングでした。

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posted by pen at 13:07 | Comment(2) | Cycling | 更新情報をチェックする
2015.12.13

クリスマスといえば思い出すお気に入りの絵、ノーマン・ロックウェル「一大発見」



写真は、今の大阪天保山にある「大阪文化館」がまだ「サントリーミュージアム」だった頃、「ノーマン・ロックウェル展」が開催された時に購入した図版カタログで、今も大切に持っている一冊です。1997年だから、もう18年も前です。

当時、絵画なんて全く興味もなく、その絵の意味なんてわからないし考えもしないで、美術って難しいなあ、観て何が楽しいんだ?と思っていたのですが、絵画を見る楽しさを教えてくれたのが、ノーマンロックウェルの作品でした。 絵なんて感性で見るもんだと自分には敷居が高いと偏見がはいっていたのですが、ノーマン・ロックウェルの作品は、映画をみる観たいに親しみ易く、絵ってこんなに楽しんものなんだと、何か頭の中でカチッとスイッチが入ったことを覚えています。

一番見ていて楽しかったのが、登場する人物の表情や仕草、なぜその表情や仕草になったのかがわかる舞台背景のセッティングです。日常の物語の一部を切り取った1枚の絵に、物語を伝える情報がたくさん込められていて、1枚の絵を隅から隅まで丁寧に観るなんて初めての行為でした。めちゃくちゃ楽しかったことを覚えています。

そのノーマン・ロックウェルの作品の中でもお気に入りの絵が、「The Discovery(一大発見)」。子ども時代の衝撃を描いています。少年は自分の家の洋服タンスから、凄いモノを発見してしまいます。あのサンタさんの赤い服。えっ。なんで?という驚きの表情で立ち尽くしています。サンタクロースが自分の家で、服を脱いでどこかにいる?お父さん?そんな様子がうかがえます。その後、少年がサンタはいない、お父さんが演じていたと気づくのか、お父さんてサンタだったんだと思ったのかは観ている人に委ねています。



なぜこのタンスがお母さんでなく、お父さんだと情報がはいってくるかといえば、タンスの上に大きな咥えタバコ。赤い服がサンタクロースだと連想させるのには、服以外に、赤い帽子、付け髭が描かれています。さらに推測ですが、赤と緑でクリスマスを連想させやすいように床の絨毯の色をグリーンにセレクトしています。奥の部屋には、冬の季節がわかるように暖房機?的なものも見えます。

1枚の中に、無駄な要素がなくしっかり情報が込められていることに、今みても感動してしまいます。見落としている情報はないか絵をじっくりみてしまいます。

ノーマン・ロックウェルは、現代アメリカ社会の記録者として20世紀を代表するイラストレーター。「ザ・サタデー・イブイニング・ポスト」誌という雑誌の表紙絵が有名です。ノーマン・ロックウェルは、細部に至るまで注意を払い、忠実に対象物を描いたようです。作品制作の計画段階からモデルや小道具、衣装、セットを入念にセレクトしており、映画監督と比較されるくらいだったとのこと。

他にも好きな絵があります。「The Marriage License(結婚許可証)」という作品です。この絵は、町役場の事務員さんが就業時間がちかづき、国旗もしまって、靴も履き替えて、帰る気満々。さらに何百回もみている婚約の手続きだから何の感動もない表情。でも手続きをしている二人は優しい表情で、幸せいっぱいの様子が伝わります。カレンダーの日付は6月11日の土曜日。ドアにはこの部屋の名が刻まれいます。日本の役場ではありえない光景ですが、この絵をみて、結婚かぁと憧れ、結婚することがあったら、この絵の複製を誰かに描いてもらって、カレンダーの日付を結婚した日付にしてもらおうとか、色々妄想していたことを覚えています。



こういった日常を題材にする作品の他、政治的なものまで考えさせれる作品もありますが、ぼくは日常の一コマがとても好きです。ノーマン・ロックウェルは、「私は、こうあってほしいと思う生活を描いていたのです」と語っていたそうです。理想ばかり追い求めるのもダメですが、破壊的な想像ではなく、こうあって欲しいと願うノーマン・ロックウェルのような平和な日常の一コマのシーンを思い描いて、人と共有することって大切なんじゃないかと思いました。



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posted by pen at 12:52 | Comment(0) | Recommend | 更新情報をチェックする
2015.12.06

東大阪市を散歩サイクリング、東大阪市役所と大阪府立中央図書館に行ってきました。

休日に遠出サイクリングを楽しみたい場所がたくさんあるのに、仕事でなかなか時間がとれない悶々とした週末を最近おくっています。近場でもいいからサイクリングを楽しむために、東大阪市役所方面まで散歩気分でサイクリングをしてきました。

大阪市内から約30分なので、大した距離ではないですが、いつもと違う道を走るのは新鮮で気持ち良いものです。東大阪市役所の22階の展望で、町並みを眺めた後、市役所前の大阪府立中央図書館で少し休憩して帰ってきました。



東大阪といえば、市のキャッチコピーでも「ものづくり・ラグビーのまち」と謳っています。ここ最近でラグビーの知名度が一気にあがったので、東大阪市の市政だよりを見るとラグビーの話題がさらに活気づいて盛り上がっているように思えます。4,5年前は東花園近辺に住んでいたので、花園ラグビーワールドカップ誘致活動をよく見かけていました。散歩で通る花園中央公園への道なんかは、「スクラムロード花園」とう名前がついたり、市の職員さんがオリジナルのラガーシャツを着だしたり、近鉄線の東花園駅周辺がキレイになってきたり、何かと目についていました。そして今年の3月、ついに「ラグビーワールドカップ2019」の開催都市として東大阪市の花園ラグビー場が選ばれました。そのニュースを聞いた時は、東大阪市民でなくなっていましたが、おお!やったやんと興奮したことを覚えています。

その東大阪の市役所ですが、訪れるのは初めてです。東大阪市にはリージョンセンターと呼ばれる市民の窓口になる行政の施設が市内に7箇所あります。東大阪に住んでいる時は、ほぼ何するにもリージョンセンターを利用していたので、市役所に行く必要がありませんでした。このリージョンセンターは、地域の特性をいかしながら市民と市民が協働して、まちづくりを推進し、地域活動の活性化と市民サービスの向上を図る「市民プラザ」と「行政サービスセンター」の2つの機能がある施設で、市民のまちづくりへの参画と推進に力をいれていることが感じられます。この日も「まちづくり担い手養成講座」が市役所で開催されていました。



22階では、森田桂吾氏の展覧会が催されていました。行政の殺風景なフロアーですが、こうやって使うとギャラリーみたいになるもんなんだとちょっと驚きました。こんなふうに利用されるのはいいもんだなと思いました。22階展望からは、大阪市、東大阪市が一望できます。遥か向こうにハルカスの姿がみえます。こうやってみると他のビルより頭何個ぶんも突出して、バベルの塔でも観ている気分になります。展望からの眺めは視界が思いっきり開けていて、夜なんかに訪れると夜景がとてもキレイなんじゃないでしょうか。





残念だったのは、市民からのクレームだろうと思いますが、近隣を望遠で撮影することが禁止されていました。一部撮影禁止の張り紙がない方角があるので、そこから撮影させてもらいましたが、ビジネス街の高層ビルからの展望ではないので、確かに配慮が必要です。堺市に行った時も同じようなことを聞いたことがあります。古墳は上空から観ないとわかりづらいんじゃないかと、高層ビルか何か眺められる場所はないんですかと職員の方に聞いてみたら、近隣住民の方々への配慮で、それを目的とした高層ビルは建てないことになっているとのこと。集客に繋げられるポイントがあるのにもったいないと思いつつも、自分がそこの住民だったら同じことを確かに思うだろうなと感じました。



ちなみに市役所の隣には図書館の他にもうひとつ施設があります。「ものづくり支援拠点 クリエイション・コア東大阪」という建物です。調べてみると、技術力の高いものづくり企業が集積している大阪東部地域の中小ものづくり企業のイノベーション促進を目的とした「ものづくり」に関する総合支援施設のようです。どんなことをしているのか、また別の機会に覗いてみたいです。



大阪府立中央図書館は、1996年に開館。併設されている国際児童文学館には、約70万点の児童書や関連資料があるそうです。さっそく館内をぶらぶら探索。1階フロアーの児童文学館では、資料展示として「関西マンガ界の伝説 酒井七馬とその時代」が開催されていました。館内は撮影禁止なので撮影はしていませんが、酒井七馬氏の仕事を中心とした関西のマンガ文化の資料や、原作構成・酒井七馬、作画・手塚治虫の作品「新寶島」なども展示されていて、かなり面白かったです。予算がないなりの空間づくりだと思うので、見かけは頼りないですが、こういった資料が観れるのはありがたい話です。

2階以降は、資料室や自習スペースが充実していて、学生さんがたくさん来られていました。学生さんがこんなに訪れているのに、1階の関西の文化的なマンガの展示に誰も見向きもしていないのが残念。見せ方にも課題がありますが、勉強が忙しいんでしょうね。

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